化粧水は本当に必要? 現役エステティシャンが明かす裏話

今日は化粧水に関する記事を書こうと思います。
タイトルの通り、化粧水は本当に必要なのか?
こんなことを言うと、化粧品メーカーさんに怒られてしまいそうです。

なぜこの記事を書こうと思ったかというと、昨夜、とあるメーカーの基礎化粧品サンプル一式を お試しで使ったからです。
ドクターピュアラボに出会ってから、私はピュアラボを愛用していますが、他社のサンプルを戴くことがあるので、時々試しに使うことがあります。
成分内容を詳しく知ることと、使用感とその後の肌状態を注意して観察することで、お客様に自信を持ってお薦めできるモノかどうかが、だいたい分かります。

・見た目
・匂い
・肌触り
・クレンジングなら落ちやすさ(肌への負担の有無=成分)
・浸透性
・つけた直後の肌状態(つっぱり、べたつき、もちもち、ひりつき等)
・しばらく経ってからの肌状態
・翌朝の肌状態(潤い感、キメの状態、肌のトーンなど)

などをチェックします。

過去に「化粧水バシャバシャ + 乳液でフタ で、本当に保湿できてる?」という記事を書きました。
一部抜粋します。

水分を与えるといえば、化粧水と思われがちですが、水そのものを与えても、角質層にはバリア機能があるため肌の奥までは浸透せず、ほとんどが蒸発してしまいます。
化粧水をつけた後しっとりするのも、一時的なものです。
唇が乾いた時、舌でなめて一瞬は潤った感じになっても乾いてしまうのと同じで、化粧水の大部分は水分で構成されていますので、つけた直後は潤いますが、すぐに蒸発してしまいます。

もちろん、化粧水という「水」の中に溶かしこんである有効成分が、肌へ効果的に作用することはあります。
しかし、それが化粧水という水の液体状の必要があるかというと必ずしもそうではなく、事実、ドクターピュアラボには化粧水はありません。
(潤すための化粧水、という意味。古い角質を取るふき取りローションはあります。)
クレンジング → 洗顔 → 美容液 → クリーム という手順です。
これをお客様に説明すると驚かれます。
私も初めは驚きました。化粧水は、絶対必要なものだと思っていたから。
このあたりが、化粧品業界のトリックなのでは? と思います。

たとえば、ビタミンC誘導体という有効成分を肌に届けたいとします。
水状であれ、トロッとした美容液状であれ、乳液状、クリーム状であれ、
濃度の高い状態で配合されて、肌にしっかり浸透してくれれば、それで良いはずです。
もちろん成分によって、適した剤型は異なりますから、「化粧水は絶対必要ない」ということではありません。
“ 自分の肌がこうだから、こういう成分を肌につけたい ” ⇒ だから、この化粧水(or 美容液)が必要 ということになります。
ご理解いただけましたでしょうか?

ちなみに、昨夜試した化粧品はというと、残念ながら期待したものではありませんでした。
ワクワクしながら、数ヶ月ぶりに化粧水をつけました。
しかし、浸透していく感覚が全く無く、肌の上でヌルヌル… いつまでも、ヌルヌルヌルヌル…
水分が蒸発すると、今度は ネッチョネッチョ…
次第に、手のひらにペッタンペッタン吸い付く感じ。
あぁ〜、昔はこれを 「保湿=潤っている」 と勘違いしていたなぁ、と。
一応、美容液 ⇒ 乳液 までセットで使用しました。
今朝起きてからの肌は膜をはったような感触で、表面はペタペタしているのに内部が潤っている感じはありません。

今のところ、ドクターピュアラボを越える基礎化粧品にはまだ出会っていないのでした。

化粧水は本当に必要? 現役エステティシャンが明かす裏話” に対して1件のコメントがあります。

  1. mao より:

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    水分は確かに蒸発してしまいますものね。
    必要ないんだ…
    わたし、夏はオールインワンなんですが、
    化粧水いらないのかな、と少し不安だったのです。
    ふっ切れました!ありがとうございます(^o^)
    あ、興味ありますよ!エステティシャンの人が何を食べたか。

  2. 岡野 百花 より:

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    mao様
    コメントありがとうございます。
    化粧品は本当に色んなものがありすぎて、何を使ったら良いか分からなくなっちゃいますよね(^_^;)
    これからも、読んで下さる方のお役に立てるブログを書いていきたいと思います。
    では、たまに何を食べたかも書きますね。たいしたものは食べていませんが(笑)

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