化粧品ジプシー時代【連載 7/10】

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シミ治療に挫折、化粧品ジプシーの日々

皮膚科での医薬品処方、個人輸入でのトレチノインやハイドロキノンは、確かに効果を感じました。
しかし、シミは少し薄くなったものの、肌全体が赤黒くなったり、極度の乾燥でシワ・たるみが気になり始めました。
そこで、日々の化粧品を改めて見直してみることに。
それまで使った基礎化粧品の中で「これだ！」　と思うものに出会ったことはありませんでした。

雑誌や美容ブロガーさん達の間で話題になっている最先端の成分
プラセンタ，ＥＧＦ，ＡＰＰＳ，フラーレン，セラミド，ＤＭＡＥ，米ぬかエキスなどが配合されている化粧品を使ってみたり、市販品のみならず、エステ専売化粧品を使ってみたり。
“肌への与えすぎがよくない” という美容家の本を読んでは、オーガニックコスメや無添加、手作り化粧水に切り替えてみたり…とにかくいろいろ試しました。
悪くはないけど、劇的な変化があるわけでもない。もちろん、シミは頑固にこびりついたまま。
そんな化粧品ジプシー生活を送っていた私ですが、使い心地が良くて割と気に入り、過去に一定期間使っていた化粧品を３つご紹介したいと思います。

■トゥヴェール
初めてトゥヴェールさんを知った時は、「ユーザーのことを考えた真面目な会社だな」という印象を持ちました。
主要成分は、ビタミンＣ誘導体とセラミドです。
イオン導入用に、原末パウダーと精製水で手作りローションが出来るキットなど、当時は個人が買える原液・原末系化粧品の先駆け的存在だったと思います。
私も、今ではお蔵入りとなってしまったイオン導入機でお手入れをしていましたが、使い続けていると、肌がイキイキしてくるのがわかりました。

■アンプルール
芸能人や美容ブロガーの間でも口コミの多かったアンプルールさん。
日本人の肌に合わせて皮膚科医の先生が開発された化粧品です。
主要成分は、ハイドロキノン，ＥＧＦ，ＤＭＡＥ。
美白に特化したシミ・くすみシリーズと、アンチエイジングに特化したシワ・たるみシリーズの２ラインがあります。
私は３０歳をすぎた頃から、シミだけでなく、くすみ・たるみ・シワ・毛穴のゆるみ、全て気になっていました。
年齢を重ねるたび、肌の悩みも１つではおさまらなくなってきますね。こういう時はどうしたら良いのでしょう。
正しい使い方ではないかもしれませんが、両方のシリーズを朝と晩で使い分けていました。

■ ＦＡＣＥ＋ by Yamano
日本美容界のパイオニア山野愛子さんプロデュースの化粧品です。
直営サロンでで勧められて、しばらく継続していたのがこのシリーズ。
主要成分は、高濃度で配合されたＥＧＦです。
当時勤めていた会社で残業がつづき、体はボロボロだったのですが、これを使っていた間は肌の調子が良かったのを覚えています。