美しい肌の条件

今日は肌のお勉強です。
赤ちゃんのようなプリプリの肌、憧れですね。

美しい肌の条件「う・な・は・だ・け・つ」
聞いたことありますか?

う : 水分量が十分にあり潤いがある
な : 表皮のキメが整い、なめらかである
は : ピンとしたハリがある
だ : コラーゲン繊維などがしっかり支え、弾力がある
け : 血行が良く血色のよい肌色である
つ : 水分と皮脂のバランスがとれて艶やかである

 

美しい肌の条件

これは、エステティシャン養成校の授業でも一番初めに教えられました。
例えば「くすみ」が気になるなどと言いますが、その要因は様々。
水分不足による角質層の乱れで、くすんで見えるのか?
紫外線や加齢によるキメの粗さで、くすんで見えるのか?
血行不良による顔色の悪さで、くすんで見えるのか?
「う・な・は・だ・け・つ」をひとつずつチェックしていくと、
更に細かく分析することがその要因によって、肌のお手入れ方法も変わってくるわけです。

皮膚は大きく分けて、表皮・真皮・皮下組織 という3層になっています。
表皮の一番外側の層:角質層には、 『角質細胞間脂質』 というレンガ状に重なった部分があり、
主な成分は、セラミド類が6割近くを占めています。
「うるおい」というのは、この部分が水分を逃がさずに保持している状態。
アトピーの患者さんも、このセラミドが不足していると言われています。
よく、乾燥をふせぐためにローションをバシャバシャつける という人がいますが、
ローションの水分がそのまま肌に吸収されるわけではありません。
水分はほどんど蒸発してしまいますから、極端なことを言えば、セラミドさえ補えれば、ローションは不要。

えぇ!?じゃあ、なんで基礎化粧品には必ずローションがセットになってるの?なぜでしょう?
ここらへんは、“化粧品会社マジック”とでも言うのでしょうか・・・
これについては、また別の機会にお話させていただきますね。

角質層には「水分保持機能」以外に
外的刺激や紫外線から肌を守る「バリア機能」があります。
角質層がめくれあがり、バリア機能が低下すると、様々な不具合が発生します。

 

お肌の図

一番深刻なダメージは、やはり紫外線。
UV-Bというのは、表皮まで届きメラニン色素を増やします。
実は、UB-Aというのがクセモノで、真皮まで届き肌のハリや弾力を保持しているコラーゲン繊維やエラスチンを、
活性酸素によってぼろぼろに破壊してしまうのです。

スプリングマットを想像してください。
弾性を保つバネの部分がコラーゲン
それをつなぐコイル状のものがエラスチン
針金が切れてコイルが伸びきったマットは、弾性がなくなりますね。
それと同じ状態が肌でも起きるわけです。これが、たるみやシワです。
それ以外にも、表情筋の衰えなども たるみやシワの原因です。

紫外線というのは、シミ・たるみ・シワ・くすみなど肌の様々なトラブルのもとなのです。
ちなみに、日焼け止めは UB-Aをカットするのが PA
UV-Bをカットするのが SPFです。
日常のケアでしたら、SPF20くらい
PA+++(これは なるべく高いもの。+++が最高です)がオススメです。

美肌を目指す皆さん、眉毛を描くのは忘れてもUVカットだけは冬場も絶対お忘れなく。