理想的な表皮のキメと、シミが改善するまでの変化

先日、日テレ系のあるテレビ番組を制作されている方から、
肌のキメを撮影した画像を提供してほしいという依頼を受けました。
まだ採用されるか分かりませんが、そうした業界の方もこのブログを見て下さっていたとは、
少し驚きでもあり、とても嬉しいことです。

お問合せをいただいたのが、こちらの写真。
私がマイクロスコープで撮影したもので、
カウンセリングでお客様に肌の状態を説明する時に使用しています。

肌のキメの画像

これは、肌の一番表面にある表皮の “キメ” の状態を表したのもの。
左側のように、皮丘がふっくらしていて、マスクメロンのような格子状になっているのが良い状態であり、
肌のバリア機能が働き、潤いを保つ力とターンオーバーが整った理想的な肌です。
年齢・紫外線・乾燥などにより、徐々にキメが浅くなってくると
格子状だったキメが斜めに流れて見えるようになります。
このようなキメの状態は、顔の部分によって差があり、個人差も大きくあります。
目の下、頬の高い位置や額の中央などはキメが乱れやすく、
初めてスキンチェックで肌を見せていただくと、右側の写真のように
全くキメが見えないツルツルのっぺらぼう状態となっている方も多くいらっしゃいます。

シミ・シワ・たるみ・毛穴の開き・ニキビ・ニキビ跡など、
改善したい肌トラブルはたくさんありますが、
まずは、キメを良い状態に整えることが必要です。
肌が整っていない状態で肌再生を行うと、赤みやヒリヒリといった症状が強く現れ
肌に負担となったり、肌再生を効果的に行うことが出来ません。

■理想的なキメの状態
キメがふっくらと格子状に並んでいます。
スキンチェックでは、このような肌表面のキメに加え、
角質層を透過させた肌内部の画像も撮影して、肌の状態を見ていきます。

■乾燥肌・超敏感肌
表面のキメが全く無いどころか、強い赤みが出ており
内部の毛細血管が拡張し、内部に炎症が起きています。

ここまでくると、化粧品など何を塗ってもヒリヒリ染みるといった状況。
肌のバリア機能は全く働いておらず、極度の乾燥・超敏感肌と言えます。

■シミのある肌 ①
シミの部分を撮影してみると、このように見えます。
内部に色素沈着が見え、キメもかなり浅く、乾燥しています。

肌再生プログラム行い、色素沈着が排出された肌。
(同じお客様の同じ部分を撮影した写真)
表皮のキメが少しずつ整ってきていることにも注目。
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上の画像の肌写真はこちら
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この方は、ドクターピュアラボの肌再生プログラムを行い、
最初の1クール(約6ヶ月間)で
右頬にあった一番大きなシミが、ほぼ目立たないまでに改善しました。
赤みが出やすく色ムラがあった肌が、透明感のある白い肌になりました。
これも、キメが整ってきたサインです。

■シミのある肌 ②
こちらのお客さまも、シミのある頬の部分はキメが浅く、
全体的に赤みがあり炎症が起きていることがわかります。

まずは1ヶ月ほど肌のキメを整えた後、肌再生のお手入れへ。
すると、濃く見えていた色素沈着がかなり目立たなくなりました。
赤みも落ち着いています。
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上の画像の肌写真はこちら
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この方も、最初の1クールでここまで改善されました。
残ったシミを更に改善したいと、2クール目に向けて肌を整えています。

私がスキンチェックで肌状態を把握する方法は3つ
(1) 目視での肌の様子
(2) マイクロスコープで撮影した表皮と真皮の画像
(3) クレンジングやマッサージの際、実際に肌を触った感触

実際にスキンチェックを行うと、大抵この3つで得た情報がリンクし
お客様から伺ったお話と共に、適切な肌のアドバイスを行うことができるのです。
(これについては、長くなるのでまた別の機会に書きます)
正しいお手入れを続けることで、肌は必ず応えてくれます。
ご相談はお気軽に!