目しょぼしょぼ・鼻ぐずぐず・・・ アロマ・ハーブ・食事改善 で花粉症を乗り越える

目はしょぼしょぼ、鼻はぐずぐず・・・この症状に毎年悩んでいる方にとっては、つらい季節ですね。
私は花粉症ではないのですが、最近は天気が良く風が強い日にクシャミが止まらなくなることがあります。

≪花粉症は、体を守る免疫の過剰反応≫
そもそも花粉症って、なぜ出てしまうのでしょうか?
人間の体には、体内に侵入しようとするウイルスなど外敵(異物)を排除しようとする働き:免疫機能があります。
しかし、ストレスなど様々な要因で免疫機能のバランスが崩れると、本来は体を守るはずの抗原抗体反応が、同じ異物に対して「侵入→攻撃」を繰り返している間に、無害であるはずの花粉など異物に対して過剰反応が働き、アレルギー反応を起こしてしまうのです。
アレルギーが目や鼻でおきると花粉症、気管支でおきると喘息、皮膚でおきるとアトピーとなります。



 

≪ポイントは、1,8シネオール≫
アロマオイルの中には、粘膜の炎症を抑え免疫細胞の働きを整える成分 1,8シネオールを多く含むオイルがあります。
この成分は、細菌やウィルスの増殖を抑制し、感染症予防などの効果もあります。
これが含まれているのは、

•ユーカリ・グロビュラス(葉)
•ユーカリ・ラディアータ(葉)
•ティートゥリー(葉)
•ローズマリー(葉と花)など

この中でも特にユーカリは 1,8シネオールの量が高く痰を切ったり、喉の炎症をやわらげたりする効果があります。
ユーカリ・グロビュラスの方が効果は高いですが、やや刺激が強いので、呼吸器系の弱い人、幼児や高齢者には向きません。
ユーカリ・ラディアータは、やさしく効果を発揮してくれます。
スーッとする気持ちの良い香りが、呼吸器官や粘膜からも吸収されて血管へと送られ、体内へ吸収されていきます。

ティートゥリーは、オーストラリア原産のフトモモ科の木の一種。
香りの印象は、ややすっきりとしてユーカリ程の刺激はありません。
ティートゥリーはとても安全性が高く、ラベンダーと並んで唯一直接皮膚につけても大丈夫な精油です。
優れた殺菌作用・抗ウィルス作用があり、風邪やインフルエンザ予防、膀胱炎、口臭予防などに効果を発揮。免疫力を高めてくれます。

ローズマリーは和名を「マンネンロウ」といいます。すーっと喉に染みとおるような香りで、脳を刺激し、スッキリさせてくれます。
鼻づまり、痰がからんだ咳が出る、頭がぼーっとして無気力になった時にぴったりです。
他にも、神経や心に働きかけるカモミール・ローマン(花)や、メンソールの刺激で呼吸を楽にしてくれるペパーミント(葉)もおすすめです。

≪アロマの効果的な使い方≫

マスクに垂らす
ティッシュにアロマオイルを1滴落としたものをマスクにつけます。
マスクにそのまま1滴という方法は手軽なのですが、皮膚や粘膜を刺激する可能性がありますので注意してください。

ハンカチに垂らす
ハンカチに1滴落としたものを鼻に持っていって吸入します。
アロマを1本カバンにいれておけば、いざというときにハンカチに垂らすことができて便利です。
デスクの上にはティッシュに1滴落としたものを置いておくのも効果的。

お風呂に入れる
紙コップに粗塩ひとつかみ、好きなアロマオイルを各2〜3種類、計5滴になるように落とし、よくかき混ぜたあと浴槽のお湯に入れます。
浴室全体に成分が拡散し、呼吸と皮膚から吸収されていきます。

部屋全体に香りを広げる
陶器やガラスの器に熱湯を注ぎ、エッセンシャルオイルを2〜3滴いれ、部屋に置いて香りを広げます。
ディフューザーを使用しても良いでしょう。

セルフオイルマッサージをしてみよう
アロママッサージには、専用の希釈用オイルが販売されています。
不純物の少ないピュアなものを選びましょう。
スイートアーモンドオイルやホホバオイルに、好きなアロマを1〜2滴落とし、よく混ぜます。
首や胸元に塗ってやさしくマッサージをすると、こわばった筋肉の緊張がほぐれ、呼吸が楽になります。


≪ハーブティーとの相乗効果≫

アロマとハーブを併用することで、相乗効果でさらに高い効果が実感できます。
花粉症におすすめのハーブは、抗アレルギー作用がある、ネトル、カモミールジャーマン、免疫力を高めてくれるエキナセア、くしゃみや鼻づまりがつらいときに効果的なエルダーフラワーなど。
市販のドライハーブのティーバッグを購入して、熱湯をそそいで5分ほど蒸らした後、ハーブティーとして飲めば、心身ともにリラックスできます。
特にネトルとエキナセア、花粉症の予防効果がありますので、花粉が本格的に飛び始める前の今から飲み始めるのが良いようです。


≪食生活の乱れが花粉症の原因≫

近年は、昔ながらの和食中心の生活から一変して、肉や魚を中心とした高タンパク、高カロリーな欧米型の食事に代わっていきました。
現代人の野菜不足、偏った栄養、食品添加物の摂取量増加などが要因で、アレルギー症状といった様々な病気が引き起こす問題がでてきました。
食生活で油分の摂取量が増えたことも一つの要因です。
油には私たちに必要不可欠な栄養素が含まれていますが、必要以上に油を取りすぎれば血液はどろどろで流れが悪くなり、炎症を強めたりと身体に悪影響を及ぼします。
花粉症の人は揚げ物、マヨネーズ、ドレッシング類を取り過ぎないように気をつけ、また油を使用する場合にはオリーブオイルを使うようにするとよいでしょう。
また、チョコレートなどのお菓子や甘い飲料水をよく口にする人は注意です。
砂糖は免疫力を低下させる機能を持つため、花粉症を悪化させると言われています。
花粉症の人は砂糖の変わりにハチミツ、黒砂糖を使うなどして砂糖を控えるようにし、甘いものが食べたい場合は、果物、ドライフルーツなどを食べることをするなど心がけましょう。

ブルジョンでは、約30種類のオーガニックアロマをご用意しています。
体調や肌の状態に合わせて お好きな香りを選んでいただき、その場で調合します。
花粉症で体調や気分がすぐれないときほど、精油の香りとマッサージの気持ちよさで心身ともにリフレッシュ!
アロマセラピーをご活用いただきたいと思います。