NHK 「ためしてがってん」 シミ特集 〜摩擦がシミ・シワ・たるみをつくる〜

昨夜、母からLINEが入り 「ためしてがってんで、シミ特集やってるよ」 というので
早速テレビをつけてみました。
前半は、皮膚癌の危険性について。
赤いシミは ‟癌のタネ” である可能性があり、注意が必要だそうです。
後半は、シミができる原因のひとつに、摩擦が大きく関係していることを
3人のシミに悩む女性の肌を例に解説されていました。
私も、カウンセリングの時に普段のお手入れ方法をお伺いしますが、
実際に洗顔やクリームを塗布していただくと、
ほとんどのお客様は手の圧が強く、利き手側の肌がキメが浅くなっていることが多いです。
自分では力を入れていないつもりでも、無意識に力が入っているのです。
洗顔でも化粧品を塗布する時でも、ほぼ全員に 「もっと優しく撫でるように行って下さい」 とお話します。

×クレンジングや洗顔は、毛穴の奥までしっかり汚れが落ちるよう、ゴシゴシ洗う。
⇒ 物理的な刺激ではなく、クレンジングや洗顔の成分と馴染ませることで、汚れは落ちる。逆に、これで落ちていないようであれば、そのクレンジングは合っていないということ。

×タオルで拭く時、肌表面を(縦または横に)滑らせてふき取っている。
⇒ 乾いたタオルの摩擦で、肌表面のキメが壊れる。

×化粧水や美容液は、奥まで浸透するように叩き込む。
⇒ 叩いたところで浸透の度合は全く変わらない。むしろ、肌へ刺激となり良くない。

×リフトアップするように、クリームはグイッと頬を持ち上げるように塗っている。
⇒ 逆効果。シミ・シワ・たるみの原因。

×目元の小じわが気になるので、その部分は特に念入りに塗りこんでいる。
⇒ 逆効果。色素沈着・シワの原因。

×パウダーファンデのパフは替えていない。
⇒ 汚れたパフは硬くなり、肌表面を傷つけている。

こんなお手入れの方法、心当たりがある方もいらっしゃるのでは?
摩擦がなぜシミの原因になるかというと、
例えば膝をひんぱんに床についていると、黒ずんできますね。
摩擦が起きると、肌は自らを守ろうと皮膚を厚くし色素沈着が起きます。
また、摩擦により肌の奥で炎症が起こるので、
その炎症が引き金となってメラノサイトからメラニン色素が産生されるのです。
また、番組では、冬こそ紫外線対策が必要であることを強調していました。
日差しが弱まるこの季節、つい日焼け止めを塗らずに外出してしまいがちですが、これが大きな落とし穴。
肌を黒くする UV-B は、冬の間 5分の1に減少するが、
真皮までダメージを与え、シミ・しわ・たるみの原因となる活性酸素を発生させる UV-A は、
夏と比べて2分の1程度にしか減少しないそうです。
真冬でも、雨の日でも、家の中にいても、朝は必ず日焼け止めを塗る習慣をつけましょう。

紫外線とシミの関係については、下記の記事を参照ください。
→ シミの原因

毎日のお手入れ方法で肌は必ず変わってきます。
今日からでも、是非気を付けていきましょう!

シミ特集画面